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空気猫

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この公園は灰色ねずみに出てた公園。
その他にも「公園」と出て来たら全部この公園です。   







そんな会話があった週末。カカシとナルトは公園で、待ち合わせていた。
「ナールト、お待たせ」
背後からふんわりと抱き込まれたと思ったら、ナルトの頭にイチゴミルクの200ミリパックが載せられる。ナルトは、果汁が本当に入っているかも怪しいただひたすら甘い液体を、カカシから受け取る。いつものように、ストローを咥えたところでナルトは、眉を寄せた。
「なー…カカシ先生ってさー。どうしていつもイチゴミルクなの」
ナルトはずっと前から疑問に思っていたことをカカシに訊ねた。カカシがナルトに買ってくる飲み物はいついつもイチゴミルク。まるでお子様扱いされているようで、ナルトはちょっとだけ不満だ。若干頬の赤いナルトを見下ろしたカカシは不思議そうに首を捻った。
「ナルト、イチゴミルク好きでしょ?」
「その誤解はどこから生まれてるんだってば」
「え?」
「オレさー、確かにイチゴミルクは好きだけど1番ってわけじゃないってばよ?」
「………」
イチゴミルクパックを片手に、ナルトは至極あっさりと言い放った。カカシは、雷を受けたように固まる。
「だって、おまえ。これが1番好きでしょ?」
ナルトは不審そうに首を捻りながらもイチゴミルクを飲む。
「オレ、お汁粉缶の方が好きかなー。今時期飲むとぬくいんだってば」
ナルトが、手を擦り寄せながら言う。
「もちろんイチゴミルクも好きだけどさー。カカシ先生に貰うまで正直それほど好きくなかっ……」
そこでナルトはふと言葉を切る。銀髪の大人が、蹲っていたからである。
「カカシ先生、どうしたんだってば?」
なぜか地面に膝をついて四つん這いになった大人を見下ろして、ナルトは首を捻った。











 
 
 
 
 
 
カカシさんが遭遇したのはいつまでも小さい頃の食べ物を好きだと勘違いしている残念な感じのお父さんエピソード。恋人としては由々しき事態だ。
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空気猫取扱説明書概要
ここは二次創作小説置場です。無断転載は禁止。本物のカカシ先生とナルトくん、作者様とは一切関係がありません。苦手な人は逃げて下さい。
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名前    空気猫、または猫
職業    ノラ
趣味    散歩・ゴミ箱漁り
餌      カカナル
夢      集団行動
唄      椎名林檎
性質    人間未満

日記    猫日和

ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
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