空気猫
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これがカカナル流、昼ドラ!(?)
四代目がキャラ的に大怪我していますすいません!(注:肉体面の怪我ではありません)
四代目がキャラ的に大怪我していますすいません!(注:肉体面の怪我ではありません)
「だ、だめだってばよ。カカシ先生。父ちゃんに見つかったらまた螺旋丸だってばよ?」
「ちょっとくらいなら、見つからないよ。ほら、ナルトだってしばらくシテないから溜まってるでしょ?」
「ぁ…」
着物越しに尻を撫でられて、ナルトは艶のかかった声を漏らす。それに気を良くしたカカシは口元にいやらしい笑みを浮かべながら、ナルトを廊下で壁際に押し付けた。「サクモさんに、お茶出したいし…」お盆を胸の辺りで抱き締めたまま金糸の青年は大人に対して、弱々しい抵抗を繰り返す。
「しぃー。父さんのことより、今はオレでしょ?ね?」
カカシは片足を挟み込んでナルトが身動き出来ないようにする。「―――…ふ」ナルトが眉根を寄せて吐息を漏らした時だった。びぃいいん!!と、カカシの耳のすぐ横を通り過ぎ、魚の干物が壁に刺さる。
「真昼間から、うちの愛息子に何をしているのかな~。カカシく~ん?オレの目にはなんだか発情した犬が見えた気がするんだけどねぇ~」
おやつ代わりの魚の干物を小脇に抱えた四代目火影・波風ミナトは、背後に黄色いチャクラを全開で、廊下に仁王立ちしていた。チャクラコントロールを極めると例え魚でも鋼鉄並みの武器になるのだと、忍者見習いの者たちが見たのなら、憧れの眼差しを送ったことであろう。例え、彼の口から魚の尾っぽが飛び出していようと、流石は木の葉の黄色い閃光である。最高にキマっているのだ。
「ナルトにふしだらなことをすると黄色い鬼が出るんだよ~」
「どこの民話ですか、それは」
「カカシくん!今、オレを馬鹿にしたね!馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁぁーーか!」
子供っぽい仕草で舌を出す四代目に、ひっくとカカシは片頬を引き攣らせる。この人、何歳だっけ?と思いつつも妙に似合っているのが真に恐ろしい。
「大体、カカシくんは前はもっとこう年上のお姉さん的な人ばかりに手を出してたくせに…」
そこまで呟いて、ミナトははっと言葉を切った。
「ま、まさか、オレがタイプだったとか!?それでオレの息子を!?」
「なんつぅ気持ち悪い発言を言ってくれてるんですか!安心して下さい。今のオレは先生に対しては欠片も感じるものがありませんから。オレはナルト一筋ですよ」
「それじゃあ、つまりカカシくんのタイプはナルト?」
「はぁ?まぁ、そうですが?」
「ナルトの顔ってことはつまり…カカシくんはうちの奥さん狙いだったかーーーっ」
「どうしてそうなるんですか!貴方は!」
人の話を聞いて下さい!
いつもは飄々として、人を食ったような態度のカカシが、四代目火影相手では、まるで赤子のようだ。ナルトはきょとんと交互に二人を見やる。
「言っておくけど、クシナさんもナルトもカカシくんにはあげません!全部、全部オレのですーーーっ!!可愛い子は全部オレのなんですーーーっ!!」
「子供ですか、あなたは!ナルトはくださいよ、あんたのモンじゃないでしょ」
「カカシくんのモノでもないよ!」
己を挟んで、ガーガー騒ぐ二人にナルトは耳栓をして堪えていたのだが、そこは男の子。着物の袂を雄々しく捲りあげる。
「オレはオレのモンだってば!二人とも喧嘩するなら、少しは家のこと手伝えってばよ!ごくつぶしには飯食わせねぇからなぁ!!!」
ダン!と床で足踏みをして、啖呵を切ったナルトに、ミナトとカカシがものの見事に固まる。
「ごくつぶしって…ナルト。パパはこれでも昔は火影だったんだよ?」
「オレもエリート上忍で稼ぎ頭よ?」
ゴゴゴゴゴ…と九尾の赤黒いチャクラすら見えるほど怒ったナルトを前に、何故かお互いに手を握り合って、冷や汗を垂らす大の男二人。
「カカシ先生は買い物行ってきて!父ちゃんは、庭の草むしり!いい大人が昼間っからゴロゴロしてるんじゃねぇってばよ!」
指差しで、ポーズを決めたナルトは「はいぃぃっ!!」と声を揃えた大人たちに満足して、ため息を漏らす。
「まったくしょーがないオトナたちだってば!」
ナルトが憤然と腕を組んでいると、
「―――ナルトさん?」
「はへ?」
「…私も何か手伝った方がいいかね?」
そこへやって来たのは、着流しの着物を着たサクモで。ぴょこん、とナルトのひよこ頭が揺れる。
「そう言えば、家のことはきみに任せきりにしてしまっていたね。すまない…」
ナルトが激怒した張本人たちより、反省の色が濃い反応をされて焦ったのはナルトの方だ。
「え?あ?サ、サクモさんっはっ別にっ?」
ナルトは引っくり返ったような声を上げたのち、きょろきょろと視線を彷徨わせる。沈痛そうなサクモの面持ちに、ここで〝貴方は何も手伝わなくていいです〟だなんてとても言えなかった。そういうことにいちいち責任を感じてしまう人なのだろう。ナルトはパタパタと着物の袖を叩いたあと、
「サ、サクモさんは、これのスジ取りして貰えると凄く嬉しいですってば…」
どこから出したかざる一杯のさやえんどうを出して、モジモジと顔を赤らめる。サクモは真剣な面持ちでざるを差し出した着物の青年に視線を落とし、一拍のちふわっと笑った。ナルトから今晩の味噌汁の具を受け取ると「頑張るね?」とどこかの上忍より十年分低い声で言う。
「………っ」
頬を薔薇色に染めたナルトと、優しい笑みを落とすサクモ。どうして、ナルトはサクモにだけ特別優しいのだろうか。扱いの差に、どうにも納得が出来ないミナトとカカシであった。
「ちょっとくらいなら、見つからないよ。ほら、ナルトだってしばらくシテないから溜まってるでしょ?」
「ぁ…」
着物越しに尻を撫でられて、ナルトは艶のかかった声を漏らす。それに気を良くしたカカシは口元にいやらしい笑みを浮かべながら、ナルトを廊下で壁際に押し付けた。「サクモさんに、お茶出したいし…」お盆を胸の辺りで抱き締めたまま金糸の青年は大人に対して、弱々しい抵抗を繰り返す。
「しぃー。父さんのことより、今はオレでしょ?ね?」
カカシは片足を挟み込んでナルトが身動き出来ないようにする。「―――…ふ」ナルトが眉根を寄せて吐息を漏らした時だった。びぃいいん!!と、カカシの耳のすぐ横を通り過ぎ、魚の干物が壁に刺さる。
「真昼間から、うちの愛息子に何をしているのかな~。カカシく~ん?オレの目にはなんだか発情した犬が見えた気がするんだけどねぇ~」
おやつ代わりの魚の干物を小脇に抱えた四代目火影・波風ミナトは、背後に黄色いチャクラを全開で、廊下に仁王立ちしていた。チャクラコントロールを極めると例え魚でも鋼鉄並みの武器になるのだと、忍者見習いの者たちが見たのなら、憧れの眼差しを送ったことであろう。例え、彼の口から魚の尾っぽが飛び出していようと、流石は木の葉の黄色い閃光である。最高にキマっているのだ。
「ナルトにふしだらなことをすると黄色い鬼が出るんだよ~」
「どこの民話ですか、それは」
「カカシくん!今、オレを馬鹿にしたね!馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁぁーーか!」
子供っぽい仕草で舌を出す四代目に、ひっくとカカシは片頬を引き攣らせる。この人、何歳だっけ?と思いつつも妙に似合っているのが真に恐ろしい。
「大体、カカシくんは前はもっとこう年上のお姉さん的な人ばかりに手を出してたくせに…」
そこまで呟いて、ミナトははっと言葉を切った。
「ま、まさか、オレがタイプだったとか!?それでオレの息子を!?」
「なんつぅ気持ち悪い発言を言ってくれてるんですか!安心して下さい。今のオレは先生に対しては欠片も感じるものがありませんから。オレはナルト一筋ですよ」
「それじゃあ、つまりカカシくんのタイプはナルト?」
「はぁ?まぁ、そうですが?」
「ナルトの顔ってことはつまり…カカシくんはうちの奥さん狙いだったかーーーっ」
「どうしてそうなるんですか!貴方は!」
人の話を聞いて下さい!
いつもは飄々として、人を食ったような態度のカカシが、四代目火影相手では、まるで赤子のようだ。ナルトはきょとんと交互に二人を見やる。
「言っておくけど、クシナさんもナルトもカカシくんにはあげません!全部、全部オレのですーーーっ!!可愛い子は全部オレのなんですーーーっ!!」
「子供ですか、あなたは!ナルトはくださいよ、あんたのモンじゃないでしょ」
「カカシくんのモノでもないよ!」
己を挟んで、ガーガー騒ぐ二人にナルトは耳栓をして堪えていたのだが、そこは男の子。着物の袂を雄々しく捲りあげる。
「オレはオレのモンだってば!二人とも喧嘩するなら、少しは家のこと手伝えってばよ!ごくつぶしには飯食わせねぇからなぁ!!!」
ダン!と床で足踏みをして、啖呵を切ったナルトに、ミナトとカカシがものの見事に固まる。
「ごくつぶしって…ナルト。パパはこれでも昔は火影だったんだよ?」
「オレもエリート上忍で稼ぎ頭よ?」
ゴゴゴゴゴ…と九尾の赤黒いチャクラすら見えるほど怒ったナルトを前に、何故かお互いに手を握り合って、冷や汗を垂らす大の男二人。
「カカシ先生は買い物行ってきて!父ちゃんは、庭の草むしり!いい大人が昼間っからゴロゴロしてるんじゃねぇってばよ!」
指差しで、ポーズを決めたナルトは「はいぃぃっ!!」と声を揃えた大人たちに満足して、ため息を漏らす。
「まったくしょーがないオトナたちだってば!」
ナルトが憤然と腕を組んでいると、
「―――ナルトさん?」
「はへ?」
「…私も何か手伝った方がいいかね?」
そこへやって来たのは、着流しの着物を着たサクモで。ぴょこん、とナルトのひよこ頭が揺れる。
「そう言えば、家のことはきみに任せきりにしてしまっていたね。すまない…」
ナルトが激怒した張本人たちより、反省の色が濃い反応をされて焦ったのはナルトの方だ。
「え?あ?サ、サクモさんっはっ別にっ?」
ナルトは引っくり返ったような声を上げたのち、きょろきょろと視線を彷徨わせる。沈痛そうなサクモの面持ちに、ここで〝貴方は何も手伝わなくていいです〟だなんてとても言えなかった。そういうことにいちいち責任を感じてしまう人なのだろう。ナルトはパタパタと着物の袖を叩いたあと、
「サ、サクモさんは、これのスジ取りして貰えると凄く嬉しいですってば…」
どこから出したかざる一杯のさやえんどうを出して、モジモジと顔を赤らめる。サクモは真剣な面持ちでざるを差し出した着物の青年に視線を落とし、一拍のちふわっと笑った。ナルトから今晩の味噌汁の具を受け取ると「頑張るね?」とどこかの上忍より十年分低い声で言う。
「………っ」
頬を薔薇色に染めたナルトと、優しい笑みを落とすサクモ。どうして、ナルトはサクモにだけ特別優しいのだろうか。扱いの差に、どうにも納得が出来ないミナトとカカシであった。
サクモさん愛され話だからです。
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空気猫取扱説明書概要
ここは二次創作小説置場です。無断転載は禁止。本物のカカシ先生とナルトくん、作者様とは一切関係がありません。苦手な人は逃げて下さい。
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管理人の生態
自己紹介
名前 空気猫、または猫
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
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