空気猫
空気猫
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
おまけ
「んー…。手こずってるねぇ」
ちょろちょろと人波の間を迷走する狐の子供の姿を見降ろし、その仔狐が自宅の玄関を出た時から追い掛けていた視線の持ち主が呟く。
「困ってるねぇ。だから、まだ無理だって言ったのに…」
電信柱の上で猫背を丸めているのは、仔狐の保護者はたけカカシその人であった。真下のナルトは気が付いていないようだが、周囲の人間は電信柱の上に飄々としゃがみ込む上忍にざわめいている。はっきり言って、変質者…いや不審者そのものだ。こんな師の背中を春野サクラがもし目撃したら、わなわなと震えて拳を握り締めるか、赤の他人のフリを決め込むだろう。
そんなわけで、過保護な保護者そのもので、電信柱の上から狐の子供を見守っていたカカシは、(アスマに言わせれば、いいからさっさと出て行ってやれだ)
「かぁしー、かぁしー」
自分の名前を呼んで鳴き出した小動物に、
「………………っ!」
――酷く悶絶した。
バクバクと高まる心音に、急上昇な体温。
目の前がグルグルとするのは気のせいだろうか。
(ははは。なんていう子よ…)
かぁしー、かぁしー、と泣いている子供の元に降り立つために、カカシは手で口布を覆いながら跳躍しなくてはいけなくなった。
はたけカカシのペットライフ << | HOME | >> 悪魔、と呼ばれた思い出。 |
PR
空気猫取扱説明書概要
ここは二次創作小説置場です。無断転載は禁止。本物のカカシ先生とナルトくん、作者様とは一切関係がありません。苦手な人は逃げて下さい。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
猫耳探偵事務所
仔猫ちゃんたちがキーワードから記事を探索してくれます。
管理人の生態
自己紹介
名前 空気猫、または猫
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
足跡