2008/08/12 (Tue) 彼の恋の視力は１０．０

今回の映画にカカナルはありました。猫には見えた。催眠眼。

クライマックスのネタバレを含みますが、それ以上に捏造が酷いです。

カカシファンに剃刀レター貰いそうな勢いです。ごめんなさい、ごめんなさいこれからちょっとしか空気を吸わないように省エネモード生きていきます････！下から映画の小ネタです。バカだなぁ猫ってと思って頂ければ幸い★

 

彼の恋の視力は１０．０

 

崩れ落ちる空中城。城内の至るところでナルトの螺旋丸が炸裂する。

「あー、派手にやってるなあのバカ」

シカマルが呆れた声を上げて、ヤマトを初め他の木の葉ティーンズが頷く。ナルトだからねぇ仕方ない、とどこか納得したほのぼのとした雰囲気が漂っているのは気のせいだろうか。

浜辺で、手の届かないほど高くに浮かぶ空中城を見上げる面々。

そんな中。

「見えたああああああ！！」

ひとりガッツポーズと共に雄叫びを上げたのは、はたけカカシだった。

「は？」

シカマルが胡乱そうに銀髪の大人の方を向くと、写輪眼を発動させてクククと怪しい笑い声を漏らす･･･里のエリートの姿。

「ナルトが一人、ナルトが二人、ナルトが三人～･･･以下略」

多重影分身のナルトパラダイス。

軽やかな足取りで、たくさんのナルトたちが、空中城の中を駆け回る、はたけカカシ的夢のような光景。

可愛い、可愛い、ああボロボロになってもやっぱりあの子は美人だ。

「ふふふ、本体みーっけ。あの左頬が赤い子が本物のナルトだね～♪」

羊を数えるように、しかしそれにしては顔をやけにニヤニヤとさせていた大人はそんなことをのたまった。

「顔に傷つけちゃって。服もボロボロぢゃない」

今夜はおしおきだねぇとぐふふふと猫背気味の背中を丸めて怪しい笑いを漏らす大人。

「･･････カカシさんこの距離でナルトのことが見えるんですか」

「当たり前デショ」

ナルト可愛いなー、とカカシは鼻歌を歌ってグルグル写輪眼を発動させ続けている。

シカマルは片頬をヒクつかせて、空中城とカカシを見比べる。

「オレたちには欠片もみえませんよ？」

豆粒ほども。シカマルの視力ではただ爆音と煙だけしか、捉えることがでない。

「ナルトったらあんなにガンバっちゃって可愛いなあもう」

カカシはうっとりとため息を吐いた。

今回の映画では例年より出演が多かったらしいが、しかし客を集めるための宣伝俳優かと噂された彼。確かに、ナルトが近くにいなかったせいかカカシのダレっぷりは酷かった。十代の少年たちがそれぞれに大活躍する中、岩陰でイジイジウジウジと「ナルトーナルトー、浮気しないでねー」と地面にへのへのもへじナルトバージョンを描いていた姿はハッキリ言ってウザかった。

そうかと思えばいきなり立ち上がると「黒髪のあいつがオレのナルトをイヤラシイ目で見ている気がする！！！」と空中城に向かって雷切りをかまそうとして「勘弁してくださいカカシさん」とシカマルはマヂ面倒臭い大人を後ろから羽交い絞めにしなければいけなかった。

今回の空忍来襲で１番ワリをくらったのは奈良シカマルくんだったかもしれない。

裏Ｓ級任務、うずまきナルト帰還まではたけカカシのお守をせよ。

「ナルト～、今のカメラワーク最高だったよ～ｖｖｖ」

ご満悦な笑みを浮かべてカカシはピンク色のオーラを出していた。

恐るべし、ナルト限定カカシスコープ。

 

 

 

 


 

 

猫はＫ太さんのパンフレットを横から見せてもらっていたので詳しい描写はあれですが。

台詞とか正しい単語とかが危うい。

パンフくらいちゃんと買いなさい、というツッコミはなしで。

ちなみにプレゼントの絆ペンダントは猫とＫ太さんは二人ともうちはくんでした。別に全然残念ぢゃないからね･･･！！笑。