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空気猫

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デリバリヘルス! 18
「ナルト、泣かないで?」
そっと濡れた頬に舌を這わして、涙を舐め取る。下肢に手を伸ばせば、薄い背中がフローリングから浮き上がってしなった。
「ふぁ・・・・っあ、あん」
下肢を服越しに愛撫されて、ナルトは色めいた声をあげる。
ちょっとだけ吊り上った瞳が、薄い皮膜を貼ったみたいに揺れる。
「ん、んんんんっ」
ナルトがカカシの首に腕を絡める。きっとカカシがどうしてこうするのか、わけなんてわかっていなくて、ただ条件反射でしがみ付いているだけなのだろう。ただ、露骨に拒絶されていないことにカカシは安堵した。
「あ、あぁ・・・、あ、あ、ふぁ」
「可愛い・・・、ナルト」
その時、携帯電話の着信が入ってバイブが床を震わしたが、カカシは右手で携帯のスィッチをオフにした。
「や、だめ。カカシせんせぇ。ま、待って」
きっと店からの着信だったにちがいない。ナルトが床に転がっている携帯電話に手を伸ばそうとしたが、あっさりカカシの手に指を絡め取られる。
そしてカカシはナルトの手の届かないところに携帯を避けてしまった。
「ふあ、あぁ、んっ、ふあっ、あっ・・・あ・・・」
ゆっくりとセクシャルな動きでナルトの身体をさわる。
「あっ・・・・ふぁ・・・ぁあ・・・・ああ、ぁ・・・・だめってば」
始めてみるナルトの痴態に、ごくりとカカシの喉が鳴った。天性のものか、それとも仕事で鍛えたのか、ナルトは驚くほど感度が良かった。そのうえ上がる声は、甘く切ない響きを持っていて、男の持つ嗜虐心をそそる。
泣いたナルトを慰める意味を込めて、傷付いた動物の傷を舐めてあげるように、ナルトの身体を慰撫していたカカシの理性がぐら付きそうになった。
ゆらゆらと水分過多な瞳が揺れて、上気した頬に、熱を含んだ吐息。
カカシは、
ナルトから立ち昇る強烈な色香に軽い眩暈を起こした。
それと同時に、こんな表情を見たのが、自分一人ではないことにどうしようもない嫉妬を感じた。
「や、やっ、や、やあ、はぁ・・・」
「ねえ客の中にはこうやって無理矢理おまえを押し倒す男もいるはずだよ。それでもおまえはこの商売を続けるの?」
同じ男でもナルトの身体は軽く、一介の高校教師でしかないカカシでもいとも容易く押さえつけることができた。
「今までおまえは、どんな目で男を映して、どんな表情で男を誘って、どんな声で甘えたの・・・・?」
「・・・・・・っ」
ナルトの表情が切なそうに顰められる。自分の選択した職業には納得しているが、それをカカシの口から指摘されるとなぜかひやりと手先が冷たくなった。
しかし、それは続けてカカシから告げられた台詞に打ち消される。
「オレが暢気に授業をしている間に、ソファーに寝転がって本を読んでいる間に、オレの知らない間に、おまえがひとりで歯を食い縛っていたかと思うと胸がつぶれそうになる」
「カカシ先生・・・・」
大人の手が頬にふれて、それは首筋から胸部へと滑っていく。
「痩せたね・・・・」
「・・・・・ぁっ。―――だって食べる暇なかったしっ・・・ふぁ」
ろっ骨を順になぞられて、「ひゃっ」と引っくり返ったような悲鳴が室内に上がった。服越しに感じる、相手の指先。「さわる」というよりは、「ふれる」に近い優しい慰撫だった。
「・・・・・・んせ」
はぁはぁ、とナルトが僅かに乱れた息でカカシを見上げる。
「・・・・・・・・ナルトは、オレがどんなにとめても仕事を続けるんだよね?」
「だって、オレってばこういうことしか知らねぇ。家もないし、仕事しなきゃどうやって生活するんだってば」
カカシの、端正な顔がナルトの表情と同じくらい切なく潜められる。
「本当に思い込んだら一直線なんだからおまえは」
「んだってばよ、それ」
「おまえはひとりで頑張らなくてもいーの。わかる?助けて貰うことも大切なんだよ?」
「・・・・・・・カカシ先生に心配して貰う義理ねぇもん」
「それはちがうな」
あっさりとカカシは言った。
「おまえは、学校を辞めたらオレとおまえはもう教師と生徒の関係ぢゃないって言ったけど、教師と生徒の関係ってのは、良くも悪くも本人の意思に関係なく一生なくならない。だからおまえはいつまでもオレの大切な〝生徒〟なんだよ。そして何年経とうと、オレがおまえの担任の教師だったという事実は変わらない。たとえその期間が数ヶ月と短くてもね」
カカシはナルトの乱したボタンを留めてやりながら、密着した身体を離す。
「だから、これは一人の男として心配している前に、元担任としての意見も入ってる。ナルト、おまえが頑張り屋なのはよーくわかったから、もう肩の力抜きなさい」
カカシはニッコリと微笑んだ。
きょとんとナルトがカカシを見つめ返した。
バカだねぇとカカシは笑う。
「おまえ、風俗業やってるのに、なんでこうも男心とかわからないわけ?」
ま、そーいうところがおまえらしいけどねぇ・・・とカカシは、意味が全然わかりませんという顔でフリーズしている元教え子を見下ろして、ちょんと鼻の頭をつついた。
床に片手をついたままの体勢でカカシは極上の笑みを浮かべる。
「おまえを、こんなに好き好き言っているヘタれた男が目の前にいるのに要領悪すぎでしょー・・・・?」
おどけた口調でカカシが言う。
―――どうしてこーんなおいしい状況を利用しないわけ?
「・・・・・・・へ?」
「オレは、おまえに好意を持ってるんだよ。それもかなり重度で、ベタ惚れ。あ、気持ち悪いとか言わないでね傷付くから。ていうか元担任って時点でちょっと頼めば、面倒のひとつやふたつは見て貰えるとか思わないわけ?その上オレは告白までしてるのに・・・・なんでオレに頼らないかなぁ」
ほら、答えは簡単でしょ?とまるで教壇に立った時のように、休日の数学教師は笑った。
「住む家がないならここに住めばいいでしょ?」 
笑顔の銀髪の大人を前に、
ぱちぱちと、ナルトの碧い瞳が瞬いた。
 








★ま、まだ年齢制限掛からないんぢゃ・・ない、ないですか?え、アウト?いや、ギリギリセーフ?ヨヨイのヨイ?え、崖っぷち!?
26日お返事。




 
 

あんあん言ってるけど気にしないv
そりゃナルトもあんあん言いますよ(!?)
出血サービス笑。
 
 
 
コン太さん
おう、猫に惚れるなよ~!笑。(何様ですかアナタ)
よーしよしよし、頭撫で撫で。
コン太リカバリィ担当の猫ですvvv
ぎゅー。






ぱちぱちだけもありがとーでした!
 
 
 








 
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空気猫取扱説明書概要
ここは二次創作小説置場です。無断転載は禁止。本物のカカシ先生とナルトくん、作者様とは一切関係がありません。苦手な人は逃げて下さい。
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自己紹介
名前    空気猫、または猫
職業    ノラ
趣味    散歩・ゴミ箱漁り
餌      カカナル
夢      集団行動
唄      椎名林檎
性質    人間未満

日記    猫日和

ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
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