空気猫
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「ナルト携帯・出会い編」
携帯ショップでカカシがナルトと出会ったのは今年の春のことで、その時カカシは新しい携帯を探していた。オレンジ色の軽やかなフォルムに、シャープなデザイン。そこで出会ったのがナルトで、旧式の型盤として処分されかかったところをカカシが購入した。
ナルトはNシリーズの二世代目で、学生をターゲットにした仕様だったが、定番のカラーが売り切れた中、オレンジという色合いが人を選んだらしくナルトは携帯ショップの片隅で売れ残っていた。学生とは常に集団から外れない色を選択しがちである。それが自己防衛本能というのなら可愛らしいとも評せるが、真新しいピカピカとした携帯が並ぶ店の中、携帯のナルトは薄っすらと埃を被っていた。
「ああ。この携帯、もう生産が中止されてしまったんですよ。当店でも現品限りになりますが、機能的にあまりお勧め出来ないですね。お客様ならあちらのアプリが充実した多機能携帯の方が…」
「ふーん」
確かにカカシが使うには幼稚過ぎるデザインだ。こんな子(携帯)を使っていたら、同僚の友人に何を揶揄されるか堪ったものではなないだろう。しかし…。
「いや、気に入った。この子にするよ」
「は、はい?いえ、お客様、こちらに最新機種もございますが?」
「いいんだ、この子に決めた。オレの名前で登録してくれる…?」
店員と話すカカシを、碧い瞳が驚いたように見詰めていた。カカシは零れ落ちそうなくらい大きな碧い瞳に微笑みかけると、契約を終えるために店の奥へと行った。
携帯ショップでカカシがナルトと出会ったのは今年の春のことで、その時カカシは新しい携帯を探していた。オレンジ色の軽やかなフォルムに、シャープなデザイン。そこで出会ったのがナルトで、旧式の型盤として処分されかかったところをカカシが購入した。
ナルトはNシリーズの二世代目で、学生をターゲットにした仕様だったが、定番のカラーが売り切れた中、オレンジという色合いが人を選んだらしくナルトは携帯ショップの片隅で売れ残っていた。学生とは常に集団から外れない色を選択しがちである。それが自己防衛本能というのなら可愛らしいとも評せるが、真新しいピカピカとした携帯が並ぶ店の中、携帯のナルトは薄っすらと埃を被っていた。
「ああ。この携帯、もう生産が中止されてしまったんですよ。当店でも現品限りになりますが、機能的にあまりお勧め出来ないですね。お客様ならあちらのアプリが充実した多機能携帯の方が…」
「ふーん」
確かにカカシが使うには幼稚過ぎるデザインだ。こんな子(携帯)を使っていたら、同僚の友人に何を揶揄されるか堪ったものではなないだろう。しかし…。
「いや、気に入った。この子にするよ」
「は、はい?いえ、お客様、こちらに最新機種もございますが?」
「いいんだ、この子に決めた。オレの名前で登録してくれる…?」
店員と話すカカシを、碧い瞳が驚いたように見詰めていた。カカシは零れ落ちそうなくらい大きな碧い瞳に微笑みかけると、契約を終えるために店の奥へと行った。
*ナルト携帯画像http://nekobiyori12.blog.shinobi.jp/Entry/434/ カカシ携帯はスマートフォンのイメージだ多機能だけど体力なくってバッテリすぐなくなりそ笑。
これアップしてたっけ…?
携帯電話CMパロ。ナルト携帯バージョン。
「オビトさんにいっぱいデコメもらったってば!オレってばお腹いっぱい!」
「あいつまた勝手に人の携帯をデータ容量を…」
カカシは自分の携帯を不必要に甘やかす腐れ縁の旧友に舌打ちしつつ、カカシはナルトを招き寄せる。
「ほら。ナルト、こっちにおーいで?携帯チェックの時間だ~よ」
「おう!」
ソファー座るカカシにダイブしたナルトは、カカシの腕の中に収まる。ナルトはカカシの耳元にそっと顔を寄せた。
「――1件の伝言を再生致しますってば」
それはまるで持ち主と携帯の間だけでの秘密事のような…。
風呂からあがり。ベッドに腰掛け本を読んでると、リビングで充電してたはずのナルトの様子がおかしかった。
「知らない人から着信だってばよ…」
しゅんと項垂れてナルトが寝室に入って来る。
「伝言を再生するってばよ」
潤んだ瞳で見上げられ、カカシは苦笑した。
「あー。この間、同窓会があったからねぇ」
「ん」
ナルトは気丈に口を引き結んで頷いた。
「連絡しねぇの?」
「しな~いよ。ほら、そんなところに突っ立ってないでこっちにおいで?」
ベッドを半分開けると、スペースにナルトが潜り込んで来る。
「明日、七時に起こして頂戴。とびきり甘い声でね」
「!!」
即座に真っ赤になった少年の顔に満足して、可愛いなぁ、などと思いながらカカシは眠りに就いたのだった。
「せんせっ。おはようってば」「んー。あと5分」「もう!あと5分だけだからな!」※ナルト携帯のスヌーズ機能。皆様も是非。http://nekobiyori12.blog.shinobi.jp/Entry/436/ 今までのログ。
携帯電話CMパロ。ナルト携帯バージョン。
「オビトさんにいっぱいデコメもらったってば!オレってばお腹いっぱい!」
「あいつまた勝手に人の携帯をデータ容量を…」
カカシは自分の携帯を不必要に甘やかす腐れ縁の旧友に舌打ちしつつ、カカシはナルトを招き寄せる。
「ほら。ナルト、こっちにおーいで?携帯チェックの時間だ~よ」
「おう!」
ソファー座るカカシにダイブしたナルトは、カカシの腕の中に収まる。ナルトはカカシの耳元にそっと顔を寄せた。
「――1件の伝言を再生致しますってば」
それはまるで持ち主と携帯の間だけでの秘密事のような…。
風呂からあがり。ベッドに腰掛け本を読んでると、リビングで充電してたはずのナルトの様子がおかしかった。
「知らない人から着信だってばよ…」
しゅんと項垂れてナルトが寝室に入って来る。
「伝言を再生するってばよ」
潤んだ瞳で見上げられ、カカシは苦笑した。
「あー。この間、同窓会があったからねぇ」
「ん」
ナルトは気丈に口を引き結んで頷いた。
「連絡しねぇの?」
「しな~いよ。ほら、そんなところに突っ立ってないでこっちにおいで?」
ベッドを半分開けると、スペースにナルトが潜り込んで来る。
「明日、七時に起こして頂戴。とびきり甘い声でね」
「!!」
即座に真っ赤になった少年の顔に満足して、可愛いなぁ、などと思いながらカカシは眠りに就いたのだった。
「せんせっ。おはようってば」「んー。あと5分」「もう!あと5分だけだからな!」※ナルト携帯のスヌーズ機能。皆様も是非。http://nekobiyori12.blog.shinobi.jp/Entry/436/ 今までのログ。
空気猫取扱説明書概要
ここは二次創作小説置場です。無断転載は禁止。本物のカカシ先生とナルトくん、作者様とは一切関係がありません。苦手な人は逃げて下さい。
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猫耳探偵事務所
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管理人の生態
自己紹介
名前 空気猫、または猫
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
職業 ノラ
趣味 散歩・ゴミ箱漁り
餌 カカナル
夢 集団行動
唄 椎名林檎
性質 人間未満
日記 猫日和
ある日、カカナルという名のブラックホールに迷いこむ。困ったことに抜け出せそうにない。
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